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茨城写真家協会展
現代茨城の写真家たち 2005
13 PHOTOGRAPHERS


主催:茨城写真家協会
現代茨城の写真家たち2005は終了しました。(公開当時の情報です)
2005年7月6日(水)-7月17日(日)
入場無料・休館日7月11日(月)
9:30-17:00(最終日は16:00まで)

ギャラリートーク 7月10日(日)15:00〜
         7月16日(土)15:00〜

会場/茨城県陶芸美術館県民ギャラリー
〒309-1611 笠間市笠間2345番地(笠間芸術の森公園内)
TEL:0296-70-0011 FAX:0296-70-0012■電車 JR常磐線で上野〜友部駅(特急70分)
    友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車

■タクシー 笠間駅から利用して5分(徒歩30分)

■高速バス 東京駅八重洲口から笠間行きを利用して90〜120分

■車 北関東自動車道・友部インターから10分
   常磐自動車道・岩間インターから20分、水戸インターから30分
   《駐車場》笠間芸術の森公園北駐車場をご利用ください。■無料バス 常磐線友部駅から
   陶芸美術館まで運行されています。
      
      午前中の友部駅発の時刻は、次のとおりです。
      9:46  10:44  11:46
      http://www.intio.or.jp/kasama/basujikokuhyou2.htm


●会場への生花は禁止されております。お送りいただいても
  お受け取りできませんのでご了承ください。


写真を撮る理由

今更かもしれませんが、写真を撮るには大なり小なり理由があります。作品が複数になるとその理由が一貫したものになり、さらに大きくなります。何をなぜ撮ったのか?それがテーマあるいはコンセプトだと思います。テーマの持ち方はメンバー内でも様々で、それが直接作品内容に反映しているのできわめて重要です。結局、人生に対する考え方、姿勢を出さざるを得ないのだと思います。その思いを写真を通して体現したい。ふだん、クライアントから撮影を依頼され,始めから具体的な目的を提示され、その中で模索して写真を撮ることが多い私にとって、この展覧会は諸先輩の叱咤激励もあり、試練とともに貴重な経験を得ることができる場でもあります。テーマを持つ、当たり前で基本的すぎることではあるのですが、敢えてふれさせていただきました。今回より「茨城写真家協会展」となるこの展覧会も14回目となります。いろいろなジャンルの写真家たちが作品に取り組みました。是非ご来場いただき、それぞれの何かを感じ取っていただければ幸いです。

「茨城写真家協会展」2005実行委員長
和久井 藤吉

茨城写真家協会展 作者紹介

一色 一成 Isshiki Issei
「ひまわり」

写真家・一色一成の生き様とロマンを、そして宇宙への畏敬の念を、大好きな花「ひまわり」に託しました。10数年を費やして描き続けた「ひまわり」をこれからも追い求めます。
写大(現・東京工芸大)卒。在学中より故・秋山庄太郎氏に師事。米国へ広告関連の研修留学。帰国後一色スタジオを設立、今日に至る。個展「Cynnthia」’70より「素のままに・・・」
’04まで18回開催。女優、モデルをモチーフにした作品を広告メデイア、雑誌に発表。著書、著作有り。社会人を中心にワークショップ、写真教室、撮影会にて写真の愉しさと「こころ」を伝えています。「こころの教室」主宰

(社)日本広告写真家協会会員
東京工芸大学・芸術学部・講師
〒300-0054 土浦市西真鍋町10-4
TEL&FAX.029-826-4862

石毛 正昭 Ishige Masaaki
「on the beach」

ある海岸から砂浜が消えた。南北に長く延びていた広大な砂浜だった。白砂で歩くと足裏が、とても心地良かった。僕たちは、海岸から砂浜が無くなってしまう事など考えもしなかった。しかし、数年前、海岸から砂浜は消え去っていった。砂浜と共に、美しい形で崩れ落ちていた波も姿を消していった。
今、この海岸に佇むと楽しかったあの頃が蘇ってくる。できる事なら、あの砂浜のあった頃に、もう一度戻ってみたい。

日本大学芸術学部卒。1983渡米。ハワイ、アメリカ西海岸を撮る。1991帰国後はヨーロッパを撮り歩く。個展「ポルトガル1993、ファドに魅せられて、イマジーネ、阿字ヶ浦」、写真集「イマジーネ(京都書院)、どうしてますか(パルコ出版)」、専門はドキュメンタリーとスポーツ写真
〒312-0012 ひたちなか市馬渡2529-298
TEL&FAX.029-276-9187
稲田 浩男 Inada Hiroo
「笠間物語 part-2 木の表情」

古木や銘木とは限らないけれども、どんな町や村にも「気になる木」があるものだ。そこからその木を取り除いてしまうと全く別の所に行ってしまうような気にさせる木であったり、写真に撮られるまでこんな木があることすら気がつかない木であったりするが、私から見た「気になる木」達はおしなべてそれぞれの場所にフィットしていて、まさしく笠間の木達であった。

日本大学芸術学部写真学科卒業。
専門は広告写真。アマチュアカメラマンを対象としたレッスン部門でも活動中。ハッセルブラッドクラブ、フジクロームクラブ講師。稲田写真塾主宰。イナダ・スタジオ代表
(社)日本写真家協会会員
(社)日本広告写真家協会会員
〒309-1622 笠間市南吉原408-3
TEL&FAX.0296-72-0765
海老原 豊 Ebihara Yutaka
「漂流」

Deepな時代に生きている。
現実が感性を遥かに超えていく。
切れるな。
群れるな、、。
全力で走り抜けろ。

漂えど沈まず。
流れる水は腐らない。
生きろ!


東京綜合写真専門学校卒
(株)アートゾーン
〒309-1634 笠間市福原2205
TEL.0296-74-2065
FAX.0296-74-4681
http://www.artzone.co.jp
及川 隆史 Oikawa Takashi
「TAKE OFF 百里」

「茨城で最も速いモノを撮りたい」・・そんな単純な動機で、私の足は航空自衛隊百里基地に向いた。ターボファンエンジン音を響かせて頭上を通過するF-15戦闘機。最大速度マッハ2.5とされる機体は、速さと共に無駄のない美しいシルエットを備えていた。
基地の周囲に張りめぐらされた立入り禁止のフェンスを恨めしく思いながら、超望遠レンズを振り回して百里の空を狙ってみた。

1963年茨城県日立市生まれ
1984年東京写真専門学校(現 東京ビジュアルアーツ) 商業写真科卒業
フォトスペース オイカワ
〒319-1114 那珂郡東海村南台46-13
TEL&FAX.029-282-2480
携帯:090-8720-6550
オダギ 秀 Odagi Shu
「遠い風」

いくつもの季節を過ごしながら、ボクは、その風に気付かずにいた。
今ごろになって、折々に吹いていたさまざまな風が、どんなにかけがえのないものであったか、感じ始めている。
いま、自分を取り巻くすべてのものが、愛おしくてたまらない。光が影が、音が香りが、そして風が、確かなものとして頬にかかる。その瞬間、ボクはシャッターを切る。もう一度、あの日の風が吹かないかと。

早稲田大学政経学部卒。専門は、広告写真、エディトリアル。土浦市在住。(社)日本写真家協会会員(社)日本広告写真家協会会員。
〒310-0021 水戸市南町2-1-58エコール・ド・ミト3F
(株)オダギスタジオ内
TEL.029-225-2679
FAX.029-225-2282
http://www.odagi.co.jp
新垣 宏久 Shingaki Hirohisa
「現代の鍛冶屋」

日立市に金属加工の工房を構える宇田直人氏を訪ねた。自身の仕事について「鍛冶屋だけど、日本で鍛冶屋と言うと刀鍛冶や野鍛冶と誤解されるから、金属デザインって説明してる」と話す宇田氏。ドイツで学んだ鍛造の技術を生かしながら、その枠にとらわれない自由な姿勢で、現代の生活に合った鉄の形を追求している。手工芸品と大量生産品の間に位置する未知の形。鉄と火と対話し毅然と形を生み出す、宇田氏の仕事の一端を伝えたい。

1962年神奈川生まれ。
1988年筑波大学修士課程芸術研究科修了。
1990年茨城新聞社入社、編集局学芸部・写真部等に勤務。
2002年同社を退社しフリーランスになる。
〒311-4145 水戸市双葉台3-2-2、18-201
TEL&FAX.029-255-2110
高野 経将 Takano Nobuyuki
「煩わされず、煩わさず」

潮風に錆び崩れた棄車。崩れながら周囲と同化して、荒ぶる樹に負けない力を見せている。
同化するように努めれば、其処に住むことを認めてくれる。それでも生活の中に入ってきては困るし、干渉されたくは無い。
展げられた漁網の浮子が、占拠した場所の縄張りをしている。背を向けて坐る人が、手練れた仕草で、繕い仕事に没頭していた。
自力で耐える。その強さは、独りの切なさを覚悟した生命力と云える。
煩わされたくない。だから、煩わせない。そういう生き方を、海ノ辺の船溜まりで見せて貰いました。

1936年、東京都に生まれる。
稲敷郡阿見町在住

田澤 純 Tazawa Jun
「Love letter II」

あの路地をまがると
きっと何かが。
それは 春の光
それは 春のかほり
それは 春の花たち
ゆらゆら
ふわふわ
いそいそと
今まで気付かなかった
春に
ドキドキ色の
Love letter を。。

j studio
〒312-0063 ひたちなか市田彦1435-12
TEL&FAX:029-276-0075
長屋 陽 Nagaya Yo
「記憶へのパスポート'05/立体時空交差点」
Passport to the Memories '05 /Standing on a Temporal Crossover

現実と妄想の狭間を隔てる淡い擦りガラス。おぼろげな風景がその輪郭を露にした時、二つの世界は一つの実態として主張する。しかし、その存在の殆どは瞬きと共に消え去り、時空のクロスオーバーは融現と消滅を繰返す。揺らぎ移ろうざわめきの中、立ち止まったその場所は、立体時空交差点。
A fragile pane of frosted glass keeps reality and chimera apart. When the two worlds merge as one, it demands to exist. But then, it disappears just as quickly as it came to be, and the process repeats itself over and over. Drenched in shimmering noise, I find myself standing on a temporal crossover.

高校・大学を米国で修了。1988年ソウル五輪より連続5回の夏季五輪、2回の冬季五輪を撮影。2000年よりIOC・国際オリンピック委員会公式カメラマンとして五輪大会を撮影。
YO PHOTO WORKS INTERNATIONAL
〒310-0851 水戸市千波町2872-4-301
TEL&FAX.029-243-6301
携帯.070-5019-7655

結城 文夫 Yuki Fumio
「Color Boxes 2」地方都市から

昨年のColor Boxesの続編です。暇を見つけては、写真機を片手に持ち街をただただ歩くだけ。昼下がりの地方都市の路地裏はひっそりとしています。その分建物が人間くさくも見え、存在感すらありました。

1992「土のたくらみ」、1993「闇の化石」、1994「物の体」、1995「物の語ri」、1996「現代美術家作品展」、1996「棒式DNA」、1997「十江風景考」、1997「クロスする風景」、1999「閑所旧跡」、2000「The Heart of Japan」、2000「新常陸風土記」、2001「BLUE PRINT」、2002「Paper Work Today」、2003「Collection Blue」、2004「Color Boxes」
(社)日本写真家協会会員、日本写真家ユニオン所属
「P+」Photo Works
〒311-4145 水戸市双葉台4-27-4
TEL&FAX.029-252-8406
和久井 藤吉 Wakui Toukichi
「Help!」

私が中学3年の時、ビートルズが解散しました。ビートルズ世代と言うと私より少し上を指しますが、それでも自分達は夢中でビートルズを聞いていました。
何年かぶりで聞いたビートルズの「ヘルプ」というアルバム、これは私が初めて買ったビートルズのアルバムですが、思い出だけではなく新たな自分を発見させてくれます。
写真を撮る動機はいろいろあるでしょうが、この思いを写真にしたいな、と思いました。

専門は広告写真。
(有)ワクイフォトスタジオ
〒310-0851 水戸市千波町342-2
TEL&FAX.029-244-4151
渡部 仁 Watanabe Zin
「フワリ 04〜05」
熱気球ホンダグランプリ大会

時速300km/h超のF1、インディカート、そしてバイクレース。長年に渡ってサーキット契約カメラマンを務めてきた中で、突然F1の撮影をキャンセルされて十年になろうか?
メインの舞台を三重県鈴鹿サーキットから、栃木県茂木町の「ツインリンクモテギ」に移していて、鈴鹿F1開催の日、カメラを持たずにモテギに出かけた。そこでは熱気球の世界大会が開催されていて、ほぼ観客なしの中で文字通り競技は「熱く」戦われていた。サーキットの仕事を続けるかどうか悩んでいる中での「熱気球」との出会い。青空に「ノホホン」と浮かぶ無数の気球に、えも言えぬ衝撃的な感動を覚え、翌日、四十数年間武器としてある「ニコン」を持って再度モテギに向かった事は言うまでもない。それ以来、空を見上げ「熱気球」を撮り続けている。

(社)日本写真家協会会員、日本スポーツプレス協会会員、日本写真家ユニオン所属
ZIN SUPER PRODUCTION
〒300-1222 牛久市南5-17-11
TEL&FAX.029-873-9841