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現代茨城の写真家たち2002 12の個展

主催:茨城写真家協会
現代茨城の写真家たち2002は終了しました。 (公開当時の情報です)
2002年10月30日(水)-11月10日(日) 入場無料 9:30-17:00(最終日は16:00まで)・11月5日(火)は休館

会場/茨城県陶芸美術館県民ギャラリー
〒309-1611 笠間市笠間2345番地(笠間芸術の森公園内) TEL:0296-70-0011 FAX:0296-70-0012

電車=JR常磐線で上野〜友部駅(特急70分)、友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分(徒歩30分)
高速バス=東京駅八重洲口から笠間行きを利用して90〜120分
車=北関東自動車道・友部インターから10分、常磐自動車道・岩間インターから20分、水戸インターから30分
《駐車場》笠間芸術の森公園北駐車場をご利用ください。

11月1日(金)〜4日(月)は、笠間芸術の森公園では「匠の祭り」という催しが開催されていまして、その期間は、駐車場が有料になってしまいます。一日300円です。本当に申し訳なく思います。ゴメンナサイ。
で、じつは、陶芸美術館まで、常磐線友部駅から、無料バスが運行されているので、よろしかったらご利用ください。本数は少ないのですが、午前中の友部駅発の時刻は、次のとおりです。乗車時間は、約15分だそうですから、水戸線の列車待ち合わせするよりいいですね。  9:46  10:44  11:41

●会場への生花は禁止されております。お送りいただいてもお受け取りできませんのでご了承ください。

存在の証

留学していた母校の大学で、ジャーナリストの卵たちにゲストとして講議をした。卒業を控えた20名程の学生たちを見渡しながら、彼等の年代にどんな事を考え、感じていたのかを回想したが、蘇って来たのは、楽しく写真を撮っていた自分の姿だった。
『フォト・ジャーナリストには、一般の人々が行けないような場所に行き、見る事のない物を自らの眼で見たり、体験できないような体験をする機会が与えられます。それは特権ではなく、公共の利益の為に、パブリック(社会)が我々に与えたトラスト(信頼)です。我々にはその信頼に正しく応えるべき責任があるのです。』
冒頭からのお堅い話に、内心苦笑い。卒業後18年もかかって見えてきた本質を、このヒヨコたちに教えて良いものか?しかし、若いマインドに幾ばくかの影響を与える機会を持てた事で、新鮮な気分を味わった。
ジャーナリストには、『旅する人』という意味が含まれている。そこに『フォト』が付いて、写真を撮り歩く旅人』となる。この時代を旅しながら、パブリックのトラストに応える様々な映像を残す事が、プロフェッショナルとしての我々の仕事なのである。

「現代茨城の写真家たち」展2002年実行委員長  長屋 陽

第11回「現代茨城の写真家たち」展

「現代茨城の写真家たち」展は、今回で11回を数える。第1回展は、1992年、茨城県つくば美術館で開催された。第10回展より茨城写真家協会が主催し、笠間市の茨城県陶芸美術館で開催されている。
茨城在住の、さまざまなジャンルのプロ写真家が集うこの写真展は、毎回、それぞれが、まさに今の仕事と言える鮮度の高い作品を発表してきた。しかも、それぞれが個展に匹敵するような作品群を、可能な限り撮りおろすことから、出展者数に合わせ、「〜の個展」とサブタイトルを謳ってきた。
コマーシャルから、報道、ネイチャー、スポーツなど、多岐にわたるジャンルのプロ写真家が一同に会する写真展は、全国的にも例が少なく、注目を集めている。
出展者は、毎回、選考委員会により選考されるが、一度出展すると、次回からは、本人の出展意志があれば出展できる資格を得る。自薦他薦を問わず、新人の参加を歓迎している。


「大空万華鏡」
HOT AIR BALLOON JAPAN HONDA GRANDPRIX 01〜02
渡部 仁 Watanabe Zin

大空に立ち上ってゆく熱気球の群、
カラフルにユッタリと。
子供の頃のぞいた万華鏡、
色トリドリのパターンは無限の広がりを持って、子供心を刺激した。
祭ばやしを聞きながら空に浮かべたシャボン玉。
子供の心はシャボン玉と一緒に 空を泳いだ。
そんな熱気球ワールド。
写欲を刺激してやまない。

1943年東京大田区生まれ。(社)日本写真家協会会員
日本スポーツプレス協会会員
〒300-1222 牛久市南5-17-11
Tel&Fax.0298-73-9841
「バスの窓から見るアメリカ」
吉田 和正 Yoshida Kazumasa

ただの通りすがりの風景、でも新鮮だった。
ただの通りすがりの町並み、でも楽しかった。
ただの通りすがりの人達、でもあたたかだった。
そこが特別なリゾートでなくても
日常の時間や空間に属している。私達の感覚を心地よく
麻痺させてくれる力をもっている。

1965年生まれ
1986年東京工芸大学短期大学部卒
写真展「SILENTLY」91年
「Collection」95年「Anniversary」96年
「現代茨城の写真家たち」00・01年
〒300-1233 牛久市栄町3-183
Tel.0298-73-9808
Fax.0298-72-0260

 

「記憶へのパスポート・O-TWO/On the edge」
長屋 陽 Nagaya Yo

同時多発テロの余波に包まれた米国でのソルトレーク冬季五輪大会は、国の威信を賭けた五輪史上最大の警備体制下で行なわれた。各会場では手荷物検査を待つ長い列と、フル・バトル装備の兵士たちが周辺を巡回。我々が仕事をしているプレスセンター内の随所にも監視カメラが設置され、マシンガンを携えた兵士たちが眼を光らしていた。『平和の祭典』の開催に必要な、直ちに戦争が起こせる程の戦力に守られた今回の五輪は、商業主義によって変革されて来たスポーツ界全体の矛盾を具現化している。
それでも、世界中から集結した選りすぐりの選手たちの力強さ、美しさ、そして優雅さには、五輪大会の問題点や矛盾を帳消しにする程のエネルギーが溢れている。
今回の五輪には、国際五輪委員会特別プロジェクト専属フォトグラファーとして参加した。通常の報道カメラマンと違い、原稿の締め切りが無い分じっくり撮影に集中できた。フィギュアスケートでは参加選手たちの吐息を聞き、スケート靴のエッジに削られ舞散る氷の結晶でレンズが濡れた。

YO PHOTO WORKS INTERNATIONAL
〒310-0851 水戸市千波町2872-4-301
Tel&Fax.029-243-6301
携帯.070-5019-7655
「an indication」
和久井藤吉 Wakui Toukichi

被写体の前にいる時間を意識して多くしてみました。
今までは、直感的に決める事が多かったのですが、
ちっと待てが、今回の自分の撮影時のテーマです。
専門は広告写真

〒310-0851
水戸市千波町342-2
Tel&Fax 029-244-4151

「Tears in heaven」
オダギ 秀 Odagi Shu

若かった日には、
悲しくてやりきれないと唄った。
胸にしみる 空のかがやき
遠くながめ 涙をながすと、あの頃は唄った。そんな日々が、
どれほど輝いていた日々であったのか、
知らずに、時が流れた。
Would you know my name if I saw you in heaven?
Would it be the same if I saw you in heaven?
(by Sato Hachiro & Eric Clapton)

早稲田大学政経学部卒。専門は広告写真、エディトリアル。
写真展「常陸の埴輪」ほか。土浦市在住。
(社)日本写真家協会、(社)日本広告写真家協会会員。
〒310-0021
水戸市南町2-1-58 エコール・ド・ミト3F (株)オダギスタジオ内
Tel.029-225-2679 Fax.029-225-2282
http://www.odagi.co.jp

「Breezin'」
海老原 豊 Ebihara Yutaka

80年代のサウンドがリバイバルしている。
70年代のファッションが面白い。
60年代はロックの時代。
え〜と、今回の写真は80年代後半の気分かな。
BGMはリーオスカーのハーモニカで「Before The Rain」

東京綜合写真専門学校卒。
ストリートフォトからデジタルイメージまで制作プロデュース。
写真集「写真大陸」、茨城大学非常勤講師(1998年度)
「現代日本の写真」ART BOX 2000
笠間市在住。
〒309-1634
笠間市福原2205
(株)アートゾーン
Tel.0296-74-2065 Fax.0296-74-4681
http://www.artzone.co.jp

 

「ワールドカップのサポーターたち〜鹿島スタジアム場外編〜」
大森 通明 Ohmori Michiaki

今年の6月に行なわれたワールドカップの鹿島スタジアム場外で
盛り上がるサポーターたちをとらえてみました。

大森写真事務所
〒310-0912
水戸市見川5-127桜川テラス403-5
Tel.029-254-1519
Fax.029-257-1248

「心象風景はモノクロームの香り」
稲田 浩男 Inada Hiroo

自分の内のある種の感動を伝えるメディアとして写真を考える時、余分なところはなるべくそぎ落とし、エッセンスの部分を取り出すように努めている。エッセンスにあたる部分は時により様々な様相を呈するので、取り出す方法も時によって変えてゆくことになる。今回は、自分にとって印象的であった「色」のエッセンスを、デジタルの力を借りて表現してみた。

日本大学芸術学部写真学科卒業。
イナダ・スタジオ代表。専門は広告写真。
陶芸好きが高じて笠間に居を移し、笠間では陶芸作品の撮影が中心。
アマチュアカメラマンを対象としたレッスン分野でも活動中。
(社)日本写真家協会、(社)日本広告写真家協会会員。
〒309-1622
笠間市南吉原408-3
Tel.0296-72-0765
Fax.0296-72-6149

「山国からの緑の聲」
勝山 有一 Katsuyama Yuichi

日本有数の山岳地帯である長野県と富山県を舞台に、自然界の活動が最も活発になる春から夏のシーズンに撮影したネイチャーフォトを紹介。撮影地が高山とはいえ、車やバスやロープウェイ等を利用した一般の観光客が訪れる場所も多い。それでも私にとっては、雄大な大自然である事にかわりない。

専門は野鳥をメインとした自然写真。児童向けの教育関連誌や専門書をはじめとする各種の出版物やコマーシャルに作品を発表。個展は東京を中心に定期的に開催。来年1月には、東京新宿において野鳥をテーマとした個展を開催する予定。
〒308-0004
下館市国府田345
Tel&Fax.0296-24-6819
携帯 090-1882-0772

「写真と陶板のコラボレーション」
岡田 建雄 Okada Tateo

日本大学芸術学部写真学科卒
(株)オクムラスタジオを経て独立。
専門は、商品、建築、インテリア、ファッション、ジュエリー。
タテオ・フォトグラフィック・ハウス代表

「愛」
石川典人 Ishikawa Michito

1966年生まれ。
1986年東京工芸大学短期大学部写真応用科卒。
第23回APA展入選。第2回から「現代茨城の写真家たち」展に参加。
2000年 APACH倶楽部写真展に参加。
いつまでもたのしく仕事がしたい。

(社)日本広告写真家協会会員。
〒305-0035
つくば市松代1-22-5
Tel.0298-55-7957

石川写真
〒309-1211
西茨城郡岩瀬町岩瀬17
Tel.0296-75-2403
Fax.0296-76-0868

「海岸線」
石毛 正昭 Ishige Masaakii

変化して行く海岸線の風景。
この後もどんどん変化して行くことだろう。
最近の海岸線を記録してみました。

日本大学芸術学部卒。
'83年渡米、海とサーフィンの写真を撮る。
91年帰国後はヨーロッパを撮っている。
個展「1993・ポルトガル」「ファドに魅せられて」など。
写真集「イマジーネ」(京都書院)。専門はドキュメンタリー写真。
〒312-0011
ひたちなか市中根3600-359
Tel&Fax.029-276-9187