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■ 石毛正昭 Ishige Masaaki

315-0065 かすみがうら市上佐谷2061
電話 090 3699 8122

E-mail: masaaki_ishige_1228@yahoo.co.jp

日本大学芸術学部卒。1983渡米。ハワイ、アメリカ西海岸を撮る。
1991帰国後はヨーロッパを撮り歩く。個展「ポルトガル1993、ファドに魅せられて、イマジーネ、阿字ヶ浦」、
写真集「イマジーネ(京都書院)、どうしてますか(パルコ出版)」、
専門はドキュメンタリーとスポーツ写真
茨城写真家協会(IPA)会員


2002年の写真展「海岸線」

変化して行く海岸線の風景。
この後もどんどん変化して行くことだろう。
最近の海岸線を記録してみました。
 



2005年の写真展「on the beach」

ある海岸から砂浜が消えた。南北に長く延びていた広大な砂浜だった。白砂で歩くと足裏が、とても心地良かった。僕たちは、海岸から砂浜が無くなってしまう事など考えもしなかった。しかし、数年前、海岸から砂浜は消え去っていった。砂浜と共に、美しい形で崩れ落ちていた波も姿を消していった。
今、この海岸に佇むと楽しかったあの頃が蘇ってくる。できる事なら、あの砂浜のあった頃に、もう一度戻ってみたい。
 



2006年の写真展「Breaking Waves」

  沖合いから、うねりがやって来る。海岸に近ずいて来るうねりが、急激に盛り上がって、波頭がビラビラと現れてくる。直後、波頭は舞い上がるように切り立ち、うねりの斜面は、掘り込まれた様にえぐられる。波頭は崩れ落ちまいとばかりしぶきを上げて、必死にその天辺を持ち上げてくる。うねりから波へ、瞬く間に、波頭は崩れ落ち、うねりは爆発して白波となる。やがて、白波は海岸に打ち寄せてから、戻り波となり、波打ち際まで引かれて消えていく。
波を被写体に決め、去年の12月から、それを撮り始めたのだが、思う様に進まず焦りを感じてしまった。例年、寒い時期は、北に低気圧が停滞し、頻繁に強い北うねりが届いて来るものの、それも3月終わりまでで、4月から8月の間は、ほとんど撮影できる機会が無かったからだ。それに、自然相手で予定など立てられないことと、被写体は大波と決めていた事からだ。9月になり、台風12号と14号が来襲し、南からの強いうねりが入り、何とか撮り終えることができた。